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一定の条件で吠える犬

≪パピーパーティーでのひとこま≫

他の犬の突発的な動きや、特定の犬との接触が苦手な子がいます

キャンキャン吠えて、吠えると同時に自らも走り回ったりします

飼い主様もしっかり叱っているのですが、飼い主様の声を聞こうとしません

 

パピーパーティーにはいつも20頭以上の仔犬達が集まります

他の犬に対しての耐性がついていない子も沢山いるので、周りに目を配っていなければ

ならない為、特定の子だけを観察する訳にもいかないのですが

先日その吠え傾向にある子を観察してみました

 

私がとった行動とその意味

飼い主様にしてもらった事とその意味を時系列で書いていきます

犬の思考は人間とは違うので、なるべく分かりやすくする為に

擬人化した表現も使いますがあくまで近いニュアンスで書いているだけです

 

・その子を抱く

家族以外の人間にすぐに心を許すような感じな子ではないので、屋上で私という存在を

知ってもらう為。そしてこの場においては、ある程度影響力のある人だと認識してもらう為

怖い存在ではないと分かってもらう為・・・

 

・ホールドスチール

同じように、この場所で私の声に耳を傾けてもらえる存在だと本能に訴える為にした行為です

短時間で完全に関係性を構築するのは無理です

家族と離れた(不安な状況下)で散歩を一緒にする、とか一定の時間

二人の空間を作る、一緒に好きな事をする・・・etcなどの作業も無しですから

なかなか難しいものがありますが

結果としては手強かったです(笑)

私という存在を認識すれば私がYES NOを伝えればある程度は従います

なぜなら分かりやすくYES NO を伝えるから

ランでキララが吠えた時、お母さんが叱っていますがまた吠えますよね・・

でも私が叱ると、子供のように椅子に座ってしばらくいじけますよね

常に分かりやすくYES NOを伝えているからに他ならないです

今回も私を認識してくれたら、吠えた時に叱ろうと思ってました(無理でした)

 

・普段着ない洋服を着てもらう

パピパに初めて来た瞬間から吠えていた訳ではないはずです

場所を覚え、それと平行して吠えたいと思うようなシチュエーションがあって

※大きな犬にいきなり迫られた・・・とか

その吠えに対して、自分なりの解釈で何か対価があったからこそ

吠えが常習化してしまう訳です

その流れを断ち切る為、シチュエーションを変えるために、第三者が洋服を着せました

 

 

※余談ですが、他の犬に対して(凄く)吠える犬を吠えさせないで歩かせようと私が思ったら

(ここでは、原因を追究して治すという訳ではなくただただ吠えさせないという事が目標)

まずはシチュエーションを出来る限り変えます

家族がリードを持つと吠えるなら、持たせない

家の近所の散歩で特に吠えるなら、その付近から離れる

いつもハーネスを付けて散歩しているなら、首輪に変える

リードの長さを変える・・・・etc

 

・お父さんに退場してもらう(^_^;)

5位の間ですが、ドアの後ろに隠れてもらいました

※お母さんはいつも通りいてもらったまま(ここポイント)

結果としてその5分間はほとんど吠えていません

お父さんを探してキョロキョロしていましたから

そういった不安感が吠えを抑制しているというのが正解ですが

逆に考えると、お父さんがいないという事で

普段、嫌だ~近寄るな~って叫んでる、その行為を忘れるという事は

そもそもトラウマなんて持っていないんです

嫌いでも苦手でもないんです

信じられますか?

詳しく飼い主様に、今に至るまでの飼育の経緯を聞いた訳ではないですが

行動が物語っています

じゃぁ何で吠えるの?って思いますよね・・・・

それはお父さんの退場にも繋がります

 

・お父さんに戻ってもらう

お父さんが戻ってきて嬉しそうでした。一瞬ですが・・・

前提としてその子にとってお父さんという存在は

≪昭和世代の厳格な父親≫ではないはずです

現代風なお友達お父さんです

仕事から戻ってきたらチヤホヤしてくれる存在です

そうです娘に対する私です(^_^;)

徐々に吠えはじめました

 

・無視してもらう

正確に言うと、今までとっていた行動を変えてみるという事です

〇〇ダメ!と叱っていた訳ですが

今回のような場合は、徐々に変えるより真逆の方が分かりやすかったです

名前を呼んでいる事が駄目で、名前呼ばないようにするとか

そもそも叱らないでくださいと

無視してください、目も合わせないでください

その子、吠えた後背を向けるお父さんに向かって必死に訴えていましたね(^_^;)

どうして叱ってくれないのぉぉ~って

Mだから?

違います

正常です

お父さんは叱っていると思っていても、当人は叱られているとは思っていないんです

普段仕事から帰って、犬達と接している様子を振り返ってみたら

自身も気づくはずです

そんなに真剣に叱ったりする必要がない子達ですから

甘やかしていることが多いですから

悪い事では全然ない

可愛がっている訳ですからね

ただ外で、一般的に『問題行動』と呼ばれる行為をするのであれば抑制してあげたいし

そんな対外的な問題ではなく

そもそも嫌う必要のない犬を、飼い主の伝え方が違っていたせいで勘違いさせてしまっていたら

苦手にさせてしまていたら、そこは変えていく必要があります

 

すぐには変わらないですけど

よいお手本が近くにいるんです

お母さん♪

お父さんショックかもしれないですね・・・

スイマセン

 

その子達のお母さんに対する感情は『母親』に近いです

育ててもらった恩義を感じています

お父さんに褒められるのはそこそこ嬉しいけれど

お母さんが本気で褒めるときっと大喜びします

成功経験を積み重ねて、それが正解だと『褒め』で認識させる

よく観察して失敗を回避させる

そこがポイントです

 

 

『褒める』

重要です

続きます・・・

 

 

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