大人として扱う
2025/10/03 in DOG DIAMOND
火曜日から3日間
中学生の職場体験で3人の生徒さんを引き受けていました。
今回もとても前向きに取り組んでくれて
充実した職場体験になったかと思っています。
例年同様、モデル犬を募集したところ
多くの方が手を挙げてくださいました。
普通に考えて
専門学校で2年間の職業訓練を受けたプロだとしても
「新人」に愛犬を任せるのは不安だったりしますよね。
それを「未経験」の「中学生」に任せる訳ですから。
しかもね
我々夫婦がしっかり見ているとは言え
きっと、皆さんが思っているより
任せています。
決してリスクをとって経験を得ている訳ではなく
経験をさせるイメージとノウハウを持っている
という表現が適当かもしれません。
初日の午前中は自己紹介の後
座学からはじめます。
「トリミング」とはどんな仕事か伝えた後
この「職場体験」というカリキュラムを
君たちがどん臨むべきなのかを説くんですw
もちろん生徒さんによっては
口ポカン ( ゚Д゚) かもしれません
でもね
大人の経験をする訳ですから
大人として扱うわけです。
1日目の午後は チワワとJRT
2頭を3人で洗ってもらいました。
小動物の飼育経験と家でのシャンプー経験がある生徒が
とても丁寧に洗ってくれました。
見事でした。
2日目はお昼を挟んで
3人でマルチーズをシャンプーカットしてもらいました。
施術中の動画を飼い主さんに見せたら
とても喜んでくださいました。
3日目は 2頭のトリミング犬種を
シャンプー&カットしてもらいました。
丁寧に洗って、安全にカットして
犬達はリラックスして身をゆだねて
気づいた事を、テキストでお渡しして、と依頼したら
世間のプロトリマーよりも細かなレポートを作成して
自分達で報告して
と依頼したら
自分達の言葉で
しっかりと報告してくれます。
たしかに優秀な生徒さんが来てくれたのかもしれない
けれども前提として
このカリキュラムに我々が真剣に向き合って
大人として扱い
信じて任せる
これが デカいと思う。
これはスタッフの扱いともリンクするところがあって
勤めていた元スタッフの多くが
独立して繁盛させているのは
やはり 大人として向き合っていたからであって
自立するためのタスクをこなしてもらっていたから。
5年前 オンラインサロン内で
オーナーさんチーフトリマーさん向けに話した動画
この頃僕が心配していたように
業界の質が下がっているのかどうかは知りませんが
「おとなとして接しているか」
客観視してもよいかもしれませんね。
では。