『ネコ』①  生命に対する考え

2010/8/28 in DOG DIAMOND

もう何年前になるだろう

ネコと出逢った

当時サラリーマンンだった僕は仕事場付近の住宅街を歩いていた

今日の様なうだるような暑い日だった記憶がある

 

前方には二人の少年が立っている

足元には一匹の子猫

生後1カ月といったところか

動けないで横たわっている

おそらく車かバイクに轢かれたのだろう

 

息が荒く苦しそう

 

少年たちは家から汲んできた水を与えようとするが受け付けない

人通りもまばらな路地だったが、通る大人に声をかけて助けを求めている

しばらく成り行きを見守っていた

 

 

“仕事中だから?” “誰かが助けてくれるから?”

 

今となっては当時何を考えていたかは思い出せない

 

何人目かに少年に声をかけられた婦人が困った顔でたたずんでいる

 

わかっている事はこのままでは子猫は死ぬという事

 

いろんな事を考えたんだと思う

 

はたして病院に連れていったところで元気になるのか・・・・・・

元気になった後どうするのか・・・・

 

今の僕が同じ状況に出くわしたらきっと躊躇しないだろうと思う

 

生命に対する考え方は歳を重ねるたびに変化する

 

この時は子猫が元気になった後のプラスのイメージは

あまり浮かばなかったように思う

 

 

そして二人の少年と婦人にこう言った

 

ネコ② 『安楽死』 に続く

 

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